世界最古の木版印刷からインターネット時代の漢字情報処理まで
書道文化、整版印刷から活字印刷への移行、テキストの図像化、書籍の流通、 近現代の活字書体の変遷と漢字の電子処理、漢字政策など、日本の文字文化・出版文化に関わる重要な問題を多角的な視点から探る。
目 次
序/クリストフ・マルケ
書の世界—定家様—現代までのその流れ—/名 児耶明
碧眼の『日葡辞書』が見た日本の書道文化/安藤隆弘
仮名の「散らし書き」の性質をめぐって/パスカル・グリオレ
天平の木版 印刷から明治の木村嘉平まで—日本の木版印刷における刻工—/近藤高史
十九世紀ヨーロッパ・中国での明朝体活字の開発と日本への伝播/小宮山博史
エレキテルの時代—文章 作成の機械化—/パスカル・グリオレ
戦後の漢字政策の構図と文字コードの迷路/家辺勝文
院政時代における宗教的・詩的クリプトグラフィー—『久能寺経』「薬草喩品」巻第五の見返し絵をめぐって—/クレール碧子・ブ リッセ
筆描と刻線の接近—容與刊『水滸伝』(一六一〇序)の挿絵版画と明代の山水画—/小林宏光
絵入り版本『義経記』の挿絵をめぐって —近世前期の出版をめぐる一考察—/出口久徳
江戸時代の文字遊び/稲垣進一
葛飾北斎と文字絵の世界/マリアンヌ・シモン=及川
河鍋暁斎の絵本/及川 茂
江戸時代の書籍流通/鈴木俊幸
明治期の印刷と出版—近代 文芸書装幀の変遷を中心に—/岩切信一郎
編集後記/ 編者を代表して パスカル・グリオレ
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